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ジョン・ウィリアムズが目覚めた!「Star Wars The Force Awakens」soundtrackレビュー&解説

先日遂に「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」が公開されました。今回もジョン・ウィリアムズが曲を手掛けてくれました。30年以上続いているのに同じ作曲家が担当していることは本当に凄いことだと思います。

本作の音楽ですが、スター・ウォーズ(以下SW)・シリーズとして見ると目立った曲がそこまで無かったり、印象的なテーマが多く流れなかったと少々がっかりした人もいるようですし、私自身も少し思い描いていた曲とは違うかんじはしました。しかしテーマの使い方等は過去作と同じくらい、もしくはそれ以上良かったと思っています。その部分について考えてみたこと等にも触れながら、レビューしていきたいと思います。もちろんネタバレありです。

※今回は映像ディスク発売前に書いている為、間違ったことを書いている部分が多くあるかもしれませんが、ご了承下さい。
※日本語の曲名は私が勝手に考えたものです。


1、Main Title And The Attack On The Jakku Village (メイン・タイトル/ジャクーの村の襲撃) John Williams
オープニングタイトルから、ポーがファーストオーダーに捕まる場面までの曲。

タイトルの場面ではお馴染みの「メインテーマ」が流れます。またこのテーマが聴けたことに感動しましたが、正直なところ、今回のこの部分の曲はあまり好きになれませんでした。
SWシリーズのこのメインタイトル部分の曲は新三部作・EP4・EP5・EP6でそれぞれ多少の違いがあり、特に一番最初に流れる音が異なっています。今回は過去作の曲と同じになるのか違ったものになるのか公開前から気になっていましたが、異なった始まり方をしており、シリーズとして統一感を持たせてくれて良かったです。

しかし、なんとなくですが、始まりの一音だけでなく、全体的に少し音が弱いかんじがして、個人的にあまり好きにはなれませんでした。今回のスコアは過去作でお馴染みのロンドン交響楽団が担当していなく、少し違いが出てしまったのが原因かもしれません・・・。トランペットのような音が強く、少し音が高い気がします・・・。もう少し重みを持たせてくれても良かったと思います。

メインタイトルが終わると今回初登場のスター・デストロイヤーである<ファイナライザー>が映ります。この部分に流れる曲ですが、EP4や6の冒頭で流れる「デス・スターのテーマ」に似せたメロディになっているのが良かったです。EP6の冒頭で第2デス・スターとスター・デストロイヤーが映る曲と雰囲気がかなり似ていました。

カイロ・レンのコマンドシャトルが到着する場面では、今回初登場の「カイロ・レンのテーマ」が流れます。
公開する前はSWシリーズでインパクトのある「帝国のマーチ」を今回のファーストオーダーのテーマとして流すのか気になっていましたが、「帝国のマーチ」はほとんど流れなく、この「カイロ・レンのテーマ」がメインとして流れていました。終わりの部分等が「帝国のマーチ」にかなり似ているように感じます。これはカイロ・レンがダース・ヴェイダーを崇拝していることを曲でも表現していると思われます。

個人的に「カイロ・レンのテーマ」は気に入りました。全編通して使用されていたのも良かったです。
このテーマは「帝国のマーチ」ほどインパクトは出ていませんが、ダース・ヴェイダーを崇拝した存在となるカイロ・レンを表す際に、崇拝の対象となる「帝国のマーチ」よりもインパクトのある曲が流れるのもおかしい気もするので、このくらいのテーマで丁度良かったと思います。

また、あまり関係無いと思いますが、カイロ・レンのシャトルが到着する際の曲がEP1でナブーのロイヤル・スターシップが到着する際の曲と似ているような気がしました。


2、The Scavenger (ガラクタあさり) John Williams
~0:38は本編未収録曲。
0:38~はスター・デストロイヤーの廃品を回収したレイがゴーグルを外す場面から、BB-8と出会う直前までの曲。

今回初登場の「レイのテーマ」が流れます。主人公のテーマである為、今回のメインテーマとなっています。

SWシリーズの中では珍しく、ピアノを使った曲が印象的です。
「ハリー・ポッター」の「ヘドウィグのテーマ」や、EP3でオビ=ワンがラーズ夫妻にルークを預ける際に流れる曲と似ており、ウィリアムズはこの曲調で「孤児」を表しているのだと考えられます。
どこか寂しく、どこか希望の持てるメロディ・曲調が印象的です。

最初の部分の曲は本編で使用されなかった曲であると考えられ、おそらく直前でレイがスター・デストロイヤー内で廃品を漁っている場面で使用される予定だったのだと考えられます。



3、I Can Fly Anything (何だって飛ばせるさ) John Williams
フィンとポーがTIEファイターに乗り、ファイナライザーから脱出する場面の曲。

少し音が弱まるあたりがとてもジョン・ウィリアムズっぽい気がします。
後述しますが、この曲がこれまでのSWにわりと近い曲であると思います。

惑星タコダナでの戦闘場面でも曲の一部が使われています。



4、Rey Meets BB-8 (BB-8との出会い) John Williams
レイがBB-8と出会う場面の曲。

この曲は結構SWでも初めて聴くような曲だと思いました。
最初の方に流れる部分がなんとなく「WALL-E」で流れている曲に似ている気がします。

本編の終盤にR2が起動し、ルークのいる場所を示す地図を出す場面でもこの曲の一部が使われています。



5、Follow Me (付いてきて) John Williams
フィンとレイがTIEファイターから逃げ、ミレニアム・ファルコンに乗り込む場面までの曲。

今回戦闘シーンで多く流れるテーマがこの曲で初登場します。特に特定のテーマとして決まっているわけではないと思いますが、あえて名前を付けるなら、「チェイステーマ」だと思います。

このテーマは結構「インディ・ジョーンズ」シリーズに似た曲調・テンポの曲であると感じました。
今回の曲は今までのSWシリーズの曲に比べてテンポがゆっくりな曲が多いように感じましたが、後に出てくる「レジスタンスのテーマ」と比べるとこの曲はまだテンポが早い方です。
今回の曲のテンポに関しては、「レジスタンスのテーマ」の部分で触れたいと思います。

この曲の最後に、ファルコンが今作で初登場する場面で流れる時の「メインテーマ」の使い方が好きです。ファルコンが映り、お馴染みのこのテーマが流れたことで笑みがこぼれた人も多いと多いと思います。



6、Rey's Theme (レイのテーマ) John Williams
本編未収録曲。

今作のメインテーマである「レイのテーマ」の組曲です。
明るい曲調でありながら、切なさや寂しさ、孤独が見え隠れしていおり、しっかりとレイが曲で表現されているように感じます。

また、今作での使われ方も非常に素晴らしいテーマであると思っています。
穏やかな場面でしか使用されるのではなく、クライマックスのカイロ・レンとの決闘場面にも上手くアレンジして使われているところが素晴らしいです。

この点に関しては、曲の使い方が旧三部作に近くなったように感じられました。

旧三部作は、EP4であれば「フォースのテーマ」がデス・スターへ魚雷を撃ち込む場面で使われていたり、EP6であれば「パルパティーンのテーマ」がルークをフォース・ライトニングで殺そうとする場面で使われていたりと、前半で出てきたテーマがクライマックスでも使われるような曲構成になっています。

しかし新三部作は、EP1の前半に多く用いられた「アナキンのテーマ」が、ドロイド・コントロール・シップを破壊する際に使わずに「運命の闘い」や「フォースのテーマ」を使ったり、EP3でアナキンがパドメの首をフォースチョークで絞める場面に「アクロス・ザ・スターズ」を使わず、オーダー66実行時に流れる曲を使っていたりと、前半で出てきたテーマをクライマックスで活かしきれていないことが多くありました。

今回の「レイのテーマ」はクライマックスの決闘でもしっかり使われており、再び旧三部作に近くなり、非常に丁寧な曲構成になっているように感じました。



7、The Falcon (ファルコン) John Williams
レイとフィンがファルコンを操縦し、ジャクーから脱出する場面の曲。
(本編で使用されたのはおそらく0:11からの部分だと思われます。)

直前の場面の曲に引き続き、「チェイステーマ」が使用され、第1弾ティーザーでお馴染みのファルコンが旋回する場面には「メインテーマ」が流れています。
本編を観ていると映像に夢中であったり効果音が大きかったりして、正直あまり印象に残りませんでしたが、サントラを聴いてから観ると本編にとても合っており、非常に良い曲であると思いました。

また、2:39の部分が、EP1でアナキンの乗ったナブーN-1・スターファイターがドロイド・コントロールシップに入っていく場面の曲と似ているように感じました。アナキンの子孫(と思われる)レイの操縦の上手さが発揮される場面で、似たような曲が流れるのはなかなか面白いです。



8、That Girl With The Staff (スタッフを持った女) John Williams
~0:38はレイとフィンが名前を名乗り合う場面の曲。
0:38~1:06はフィンを初めて見たレイがフィンをスタッフで殴る場面の曲。
1:06~はカイロ・レンがBB-8を確保し損ねたことに対して激怒する場面の曲。

レイの映る場面でしっかりと「レイのテーマ」が流れています。



9、The Rathtars! (ラスターだ!) John Williams
~0:59はファルコンにハン・ソロとチューバッカが乗り込んでくる場面の曲。
0:59~はレイらがラスターから逃げ、貨物船<エラヴァナ>から脱出する場面の曲。

ソロとチューイがファルコンに乗り込んできて姿を現す場面では、お馴染みの「メインテーマ」が流れます。
ちょっと使いすぎな気もしますが、やはりこの曲が流れているからこそ、「戻ってきた」と感じることができるのでしょう。

ハンがファルコン内を歩き回る場面の曲が入っていないのが残念です。
貨物船から脱出する場面でも、「チェイステーマ」が流れています。



10、Finn's Confession (フィンの告白) John Williams
~0:48はアウター・リムまで逃げようとするフィンを、レイが止めようとする場面の曲。
0:48~はレイらの乗ったファルコンが惑星タコダナに到着する場面の曲。

最初に流れる曲ですが、EP1で戦いを終えたアミダラやオビ=ワンがパルパティーンに会う場面の曲と驚くほど似ている部分があります。
理由はよく分かりませんが、ここで一時平和になったナブーの場面と似たような曲を使用することによって、フィンが心の中で「平和」や「安らぎ」を求めていることを表そうとしたのではないでしょうか?意外なところで似たようなフレーズを使ってきており、ビックリしました。

後半の曲は「レイのテーマ」が主体となっています。初めて緑の木々や澄んだ水を見たレイの感動が美しく表現されています。



11、Maz's Counsel (マズの助言) John Williams
~1:21はファースト・オーダーから逃れようとするフィンの目を覗き込む場面の曲。
1:21~はビジョンを見たレイがマズ・カナタと話し、その後レイがマズ・カナタの城から逃げ出す場面の曲。

あまり関係があるとは思えませんが、0:26で「レイアのテーマ」に似たような曲、0:37でEP2で多く使用された「アクロス・ザ・スターズ」に似たような曲が聴こえているような気がします。理由は分かりませんし、特に意味は無いのかもしれませんが、少し気になります。

マズ・カナタからフォースについて教わる場面では「フォースのテーマ」、レイが逃げ出す場面では「レイのテーマ」が使用されています。



12、The Starkiller (スターキラー) John Williams
スターキラー基地から発射されたレーザーにより、ホスニアン・プライムを初めとする多くの星が破壊される場面の曲。

ハン・ソロが死ぬ場面でもこの曲が使用されていることから、この曲が今作(もしくは今回の三部作)における「死のテーマ」なのかもしれません。

曲の雰囲気がEP3のオーダー66実行時の曲にかなり似ているように感じられます。
EP4のオルデラン破壊の時と異なり、重く悲しい曲を使ってきたのが意外でした。



13、Kylo Ren Arrives At The Battle (カイロ・レンの到着) John Williams
カイロ・レン率いるファースト・オーダーがマズ・カナタの城を攻撃する場面の曲。

カイロ・レンが到着し、カイロ・レンの姿が映る場面では、「カイロ・レンのテーマ」が流れています。
また、最後に「レイのテーマ」も流れています。



14、The Abduction (拉致) John Williams
カイロ・レンがレイの意識を失わせ、連れ去る場面の曲。

「カイロ・レンのテーマ」と「レイのテーマ」が大きく流れます。
連れ去られるレイを追いかけるフィンが映る場面で流れる「レイのテーマ」が特に印象的です。



15、Han And Leia (ハンとレイア) John Williams
ハンとレイアが再会してレジスタンスの基地がある惑星ディカーに行く場面から、ハンとレイアが息子であるカイロ・レンについて話す場面までの曲。

ハンとレイアが再会する場面では、懐かしい「レイアのテーマ」「ハンとレイアのテーマ」が流れます。
特に「ハンとレイアのテーマ」はEP6以来の登場である為、この曲が再び聴けたことが本当に嬉しいです。

レジスタンスの基地へ向かう場面では、今回初登場の「レジスタンスのテーマ」が流れます。

レジスタンスの基地内でハンとレイアが暗黒面に堕ちた息子(=カイロ・レン)のことについて話す場面でもしっかり「カイロ・レンのテーマ」が流れます。
「Rey's Theme」の部分でも触れましたが、今回のジョン・ウィリアムズには本当に驚かされます。SWシリーズでここまでテーマがしっかり使われているものはたぶん旧三部作以来だと思います。

「カイロ・レンのテーマ」の後に「フォースのテーマ」も流れています。

また、時の流れを感じることのできる曲名であるのも良かったです。EP5でハンとレイアがファルコン号内でキスをする場面の曲名が「Han Solo And The Princess」であったのに対し、今回は「Han And Leia」になっています。もうあの頃とは違うんですね・・・。



16、March Of The Resistance (レジスタンスのマーチ) John Williams
タコダナでレジスタンスのXウィングが助けにくる場面に一部使用されているが、基本的には本編未使用曲。

今回「レイのテーマ」と並んでメインとなっているテーマの一つである「レジスタンスのテーマ」の組曲です。

正直最初はこのテーマの使い方にあまりハマれませんでした。
理由としては曲のテンポの問題だと思います。過去のSWシリーズの曲を聴くと分かりますが、SWシリーズにおける戦闘場面の曲はどれもテンポの速いものが多いです。
しかし、今回の「レジスタンスのテーマ」は戦闘場面になってもあまり曲のテンポが変わらず、SWシリーズの中でもかなり遅い方となっています。

水しぶきをあげながらXウィングが飛んでくる場面までの曲のテンポは良いと思いますが、戦闘に入ってからはもう少しアレンジしてテンポを速くした方が良かったと思います。

この部分が、最初に私が今作の曲にハマることのできなかった一つの原因だと思っています。
テーマ自体は本当に良いものなので、使い方だけもう少し変えてほしかったです。

タコダナでの戦闘場面では、途中で「I Can Fly Anything」の曲に変わります。
この曲はテンポが早く、テンポの面において今作の中で一番SWに近い曲だったように思います。



17、Snoke (スノーク) John Williams
前半の一部・・・最高指導者であるスノークがカイロ・レンとハックス将軍とコンタクトをとる場面の曲。
後半の一部・・・カイロ・レンがレイのフォースが強いことをスノークに伝える場面の曲。

ここで流れるのが、今回初登場の「スノークのテーマ」です。

今現在スノークの正体は明らかにされていませんが、スノークはパルパティーンの師であるダース・プレイガスだという説が広まっています。
実際のところどうなのかは分かりませんが、仮にスノークがダース・プレイガスであった場合、この曲の様々な点でこの説を肯定することができる気がします。

このテーマは男性コーラスが入っており、SWシリーズでも多く用いられてきた「パルパティーンのテーマ」とかなり似た曲になっています。
また、このコーラスはある詩を「運命の闘い」のコーラスと同じサンスクリット語に翻訳したものであるそうです。

「運命の闘い」は新三部作で大きな分岐点となる場面に使われており(EP1→アナキンの師となるはずだったクワイ=ガンの生死をかけた闘い、EP2→アナキンが怒りに身をまかせる原因となる母シミが死ぬ前、EP3→銀河帝国皇帝の暗殺をかけたヨーダとパルパティーンの闘い)、この曲で「運命」や「分かれ目」を表していると考えられます。
今回スノークのテーマにサンスクリット語が再び用いられたことを考えると、命を作ることができるプレイガスの「人の定めをも操ることができる」ことや「大きな変化をもたらすことができる」点で繫がってくるようにも感じられます

また、EP3でパルパティーンがアナキンにプレイガスのことについて話す場面がありますが、その時にオペラハウスで流れている曲が雰囲気的にも、曲調的にも今回の「スノークのテーマ」に似ているように思います。

もう一つ挙げられる点として、EP3で自分の正体を明かしたパルパティーンにアナキンがライトセーバーを向ける場面の曲が、この曲の1:23以降の部分とかなり近いもののようになっているように思いました。

正体が明かされるのはもう少し先になりそうな気もしますが、以上のような点を踏まえると、スノーク=ダース・プレイガス説は結構有力であると思います。



18、On The Inside (中へ) John Williams
スターキラー基地を破壊するXウィングの為にソロらが突破口を作ろうと施設を破壊しようとする場面の曲。

カイロ・レンがレイを追う場面で「カイロ・レン」のテーマが流れています。



19、Torn Apart (苦しみと別れ) John Williams
息子であるカイロ・レンを改心させようとしたハンが、カイロ・レン自身に殺される場面の曲。

ハンをセーバーで刺した後の曲が、EP3で分離主義者の官僚を虐殺したアナキンがムスタファーで太陽を見つめる場面の曲と似ています。
EP3のこの場面でアナキンは涙を流していますが、これはもう自分が後戻りができないところまできてしまったことを悟ってしまったことを思っているのだと考えられます。
その為、今回この場面でEP3の曲に似た曲を使ったのは、カイロ・レンが自分も後戻りできない段階にきてしまったことを心の中で感じているからではないかと思います。
新三部作で少しだけ使われた曲がこのような形で使われるのはなかなか面白いです。

殺されたハンが落ちていく場面では、「The Starkiller」でも流れていた「死のテーマ」が流れています。
EP3でオーダー66実行時の場面とパドメがアナキンに首を絞められる場面の曲が同じである構成と似ている感じがします。

「カイロ・レンのテーマ」、「フォースのテーマ」、「レイのテーマ」も使われています。

この曲名の訳し方はなかなか悩みました。
"Torn Apart"には、"苦しみ"や"葛藤"、"別れ"等の意味があり、カイロ・レンの苦しみや葛藤・ハンとの別れの両方を含んでいると考えられます。
SWシリーズでこのような曲名が付けられるのはなかなか珍しいことだと思います。



20、The Ways Of The Force (フォースの使い方) John Williams
~0:33の一部は本編未使用曲。
0:33~はカイロ・レンとレイが決闘する場面の曲(レジスタンスによるスターキラー基地攻撃場面の部分はカット)。

最初の部分は本編で使われていない曲ですが、本編でこの部分はEP4でルークがオーウェンとベルーの死体を見つめる部分の曲がそのまま使われました。
EP4のこの場面ではルークが自分の運命を受け入れ、その後ジェダイとなることを決意します。
今回の場面では同じようにレイが自分の進むべき道を受け入れ、フォースを使った瞬間にライトセーバーが自分の方へ飛んできます。

新三部作は過去作からの流用が多めだったのですが、今回はこの一曲のみとなっています。
新しく作られていた場面の曲を使用せずに過去作から曲を流用するところに、フォースが"覚醒"した瞬間でもある非常に重要な場面であることが伝わってきます。
CDに収録されている曲と本編で実際に使用された曲を聴き比べてみると分かると思いますが、本編で使用された曲の方が耳に残る人は多いと思います。
あえて少し曲調が違う過去の曲を持ってきたことで、インパクトを強くしようとしたのかもしれません。

カイロ・レンとレイが闘う場面では、「カイロ・レンのテーマ」と「レイのテーマ」、「フォースのテーマ」が混ざり合って構成されています。
前の方でも書きましたが、今回はとにかくテーマの使い方が丁寧です。
過去のSW作品ではほとんど無かったと思われる、今作の初めから使われていたテーマが最後に一つにまとまる構成が大変素晴らしいです。



21、Scherzo For X-Wings (Xウィングのためのスケルツォ) John Williams
レッド中隊とブルー中隊がスターキラー基地を破壊する場面の曲(一部カット)。

「メインテーマ」が多く使用されています。

この曲も「March Of The Resistance」で記述したのと同じ理由で、個人的にハマることができませんでした
EP4のヤヴィンの戦いや第2デス・スターを破壊する場面の曲のように、もう少しテンポの速い曲を使ってほしかったです・・・。

また、「カイロ・レンのテーマ」と「レイのテーマ」の使われ方が良かっただけに、ここで「レジスタンスのテーマ」が使われていないのも残念でした。

曲名で付いている"スケルツォ"とは「急速な楽曲」を意味するそうですが、SWにおけるクライマックスの戦闘場面の中で一番遅かった気がします・・・。



22、Farewell And The Trip (別れと新たな旅立ち) John Williams
チューイがファルコンでレイとフィンを迎えにくる場面から、ルークの元へレイらが旅立つ場面までの曲(R2-D2が目覚める部分はカット)。

崩壊していくスターキラー基地からファルコンやXウィングが脱出する場面では一部アレンジされている「フォースのテーマ」が盛大に流れています。

帰還したレイとレイアが抱き合う場面で「ハンとレイアのテーマ」が流れるのが本当に感動します。
このテーマを(おそらく)再び聴くことができなくなってしまうのが辛いです・・・。

レイアが旅立つレイを見送る場面に流れる「レイアのテーマ」も好きです。
妙にEP3のオルデランで流れる「レイアのテーマ」と似ている気がします。

旅立つ場面では「メインテーマ」が少し流れた後に明るい「レイのテーマ」が大きく流れます。
締めに向かうまでの希望の持てる終わり方が良いですね。



23、The Jedi Steps And Finale (ジェダイへの階段/ファイナル) John Williams
レイがルークと会う場面から、エンド・クレジットまでの曲。

ルークが姿を現す前に今までに聴いたことの無い印象的な曲が流れます。
今後使われるか分かりませんが、これが新しく作られた「ルークのテーマ」であるようにも思います。
ちなみにこの曲は公開前にTVスポット用にアレンジしたものが披露されていました。
もちろん何のテーマなのかは分からなかったのですが、まさか最後の最後に使われるような曲であるとは・・・。
このテーマが流れるTVスポット→https://youtu.be/W6HN9soeGa8

最後は「フォースのテーマ」が盛大に流れてクレジットに移ります。

お馴染みの「メインテーマ」が流れ、再びこの曲を聴くことができることは大変嬉しいです。
しかし、一部カットされている部分があるのが本当に残念でした・・・。
2:33の部分が過去作だともう少し長くなっているのですが、残念ながらカットされており、短縮バージョンとなっています。
正直なところ、他を削っても良いのでここはしっかり残してほしかったです。以降の続編もこのようなバージョンになってしまわないか不安です・・・。

クレジットの曲は「メインテーマ」→「レイのテーマ」→「カイロ・レンのテーマ」→「チェイステーマ」→「レジスタンスのテーマ」→「フォースのテーマ」→「レイのテーマ」→「メインテーマ」と、メインのテーマがほとんど入っている盛りだくさんの構成となっています。

中でも、「メインテーマ」から「レイのテーマ」への移り方がEP5の「メインテーマ」から「ヨーダのテーマ」と似たような移り方になっているのが良かったです。
EP1・EP2・EP6のクレジットの「メインテーマ」からの曲の移り方は少々強引であると感じているのですが、今回の移り方はとても自然に移り変わっており、クレジット曲としても聴きごたえがありました。

また、曲の終わり方がこれまでと異なった終わり方になっているのも気になりました。
今回は旧三部作と同じように盛大の「メインテーマ」で締めると思っていたのですが、かなり静かめな曲で終わらせていました。

あくまで予想ですが、旧三部作のような終わらせ方は、EP9でしか使ってこないように思います。
新三部作の場合はEP1・EP2も同じように終わり方が異なっているのですが、EP3だけ旧三部作と同じような終わり方になっています。
アナキンを象徴する曲で統一して終わらせてほしかったとずっと思っていたのですが、今回も同じような曲構成にすることにより、新三部作も含めた統一感を出してくれることに期待しています。



以上が「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」のサウンドトラック全曲でした。

<CDに関して>
新三部作のサウンドトラック(特にEP2、EP3)は入っていない本編の曲が多く、入っていても本編と大きく異なっていたり、順番がバラバラであったりと、不満な点も多かったのですが、今回のCDのは聴きたいと思うほとんどの曲が入っていたのが非常に良かったです。

ただ、不満が無いわけではなく、入れてほしかった曲もいくつかあります。
・ポーとフィンが脱出する前に会話する場面の曲
・今作で唯一「帝国のマーチ」が使用されているカイロ・レンがヴェイダーのマスクに向かって語りかけている場面の曲
・マズ・カナタの酒場で流れている曲
(これはジョン・ウィリアムズが作曲しているわけでは無い為、後になって出る可能性はあると思います)
・レジスタンス軍がスターキラー基地へ向かう場面の曲
などなど・・・。
EP2・EP3コンプリート版が出ていないことを考えると厳しいかもしれませんが、コンプリート版を出してくれることを期待しています。

<音楽に関して>
やはりテーマの使い方が非常に上手いです。前半に流れるテーマが後半でアレンジされ、重なり合っていく構成は実に見事でした。
EP8でもこのテーマを引き続き使用していってもらいたいです(できれば引き続きジョン・ウィリアムズが担当してほしい・・・)。

ただ、何度も述べているように、戦闘場面の曲のテンポが遅かったのが残念でした。好きな方もいるかもしれませんが、個人的にここはしっかりと改善してもらいたいと思っています。



「Star Wars The Force Awakens」ストーリー曲順
劇場で観た記憶を元に作ったので、多少間違いがあるかもしれません。ご了承下さい。

1、Main Title And The Attack On The Jakku Village
2、The Scavenger (0:38~)
4、Rey Meets BB-8
3、I Can Fly Anything
8、That Girl With The Staff (0:38~1:06)
5、Follow Me
7、The Falcon (0:11~)
8、That Girl With The Staff (~0:38)
8、That Girl With The Staff (1:06~)
9、The Rathtars!
17、Snoke (~1:02あたり)
10、Finn's Confession (0:48~)
11、Maz's Counsel (~1:21)
10、Finn's Confession (~0:48)
11、Maz's Counsel (1:21~)
12、The Starkiller
13、Kylo Ren Arrives At The Battle
16、March Of The Resistance (0:03~1:11、2:00~あたり)
14、The Abduction
15、Han And Leia
17、Snoke (0:52~1:02、1:21~あたり)
18、On The Inside
19、Torn Apart
20、The Ways Of The Force (~0:11)
Burning Homestead (1:26~1:48) (「Star Wars Episode4 A New Hope」より)
20、The Ways Of The Force (0:33~0:52)
21、Scherzo For X-Wings (~2:22あたり)
20、The Ways Of The Force (0:52~)
22、Farewell And The Trip
23、The Jedi Steps And Finale
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