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ジマー成分100%のハイクオリティ・トラック!「Pirates of the Caribbean: Dead Men Tell No Tales」soundtrackレビュー&解説

今年の7月に、待望の「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズ5作目である「パイレーツ・オブ・カリビアン: 最後の海賊」が公開されました。
私はこの作品が昔から大好きで、思い入れの強い作品でした。(作品に関しては色々とツッコミポイントがあり、好きだけど残念・・・という感じだったのですが、ここで言うのは止めておきます(笑)。)

今回の音楽は、前作まで筆頭として動いていたハンス・ジマーが主軸から抜け、ジェフ・ザネリが担当することになりました。どうなるのか未知数であったものの、どうやらこの人は1作目からパイレーツシリーズに関わっている人のようで、見事なスコアを聴かせてくれました。今回はそのサントラのレビューをしていきたいと思います。



1、Dead Men Tell No Tales (死人に口なし) Geoff Zanelli
冒頭でヘンリーが父に会いに海に沈む場面の曲(灯台が映る場面まで)。

ロゴの部分に流れるのは、今作のキーアイテムの一つとなるものを表す「ガリレオの日記のテーマ」です。このテーマが中盤や終盤にかけて非常に美しく変化していきます。
ちなみにこのシリーズでディズニーのシンデレラ城のロゴからシリーズ特有の音楽が流れるのは前作「生命の泉」からなのですが、今回もそれに似た雰囲気を出してくれたのは嬉しい限りです。
2、3のような「星に願いを」で始まるよりも、一気にエンジンがかかる気がします。

ヘンリーが映る場面では、新たなテーマである「ポセイドンの槍のテーマ」が流れます。
このテーマですが、雰囲気やメロディが「デッドマンズ・チェスト」や「ワールド・エンド」で流れていた「ティア・ダルマ(カリプソ)のテーマ」、そして「呪われた海賊たち」で呪われた海賊らが水中を後進する場面の曲とかなり似ています。前者はおそらく、ポセイドンが海の神であるのと同じく、カリプソも海の女神であることを表し、後者はポセイドンの槍が呪われた人々をも救うことが出来るアイテムであるからであると考えられます。

この曲は本編だともう少し長く、もう少し明確に「呪われた海賊たち」と似通ったメロディが流れる場面があるのですが、そこは収録されなかったのが残念です・・・。



2、Salazar (サラザール) Geoff Zanelli
イギリス海軍の船<モナーク号>が魔の三角海域に入り、サラザールらの襲撃を受ける場面の曲。

ここで力強く流れるのが、今回の新テーマである「サラザールのテーマ」です。
観終わった後にこんなにも頭に残るテーマ曲を聴いたのは久々な気がしました。とてもカッコイイ曲です。
このテーマですが、「生命の泉」の「黒ひげのテーマ」と、「デッドマンズ・チェスト」の「クラーケンのテーマ」を組み合わせたような雰囲気を持っています。「海での恐るべきものの象徴」としてこの2つの雰囲気を受け継いだのだと思います。
しかしジェフ・ザネリは過去の曲のテーマ性を受け継ぎ、アップデートさせるのが非常に上手いですね・・・。こういうことをやる場合、どうも似すぎてしまう場合もあるのですが、新曲としてしっかり印象付かせているのが素晴らしいです。

また、イギリス海軍とサラザールの軍が衝突する場面では、「イギリス海軍(東インド貿易会社)のテーマ」に「サラザールのテーマ」が混ざり込むような形となっています。このようなテーマ同士がぶつかり合って対立構造を表現する手法はハンス・ジマーが得意としていただけに、今作でも聴くことが出来て嬉しいですね。

タイトルが出る場面では「ポセイドンの槍のテーマ」が流れますが、ここでベースとなっている曲は、「デッドマンズ・チェスト」で十字架島付近に近付いたフライング・ダッチマンが海に潜って姿を消す場面で流れる曲のフレーズとなっています。関連付けがあるかどうかは分かりませんが、ポセイドンの槍が深海にあることを暗示していたのかもしれません。


3、No Woman Has Ever Handled My Herschel (女は望遠鏡に触るな) Geoff Zanelli
~1:04・・・セントマーチン島に出来た銀行がお披露目され、金庫を開ける場面の曲。
1:04~2:36・・・ギブスらが金庫を引っ張ろうとして銀行ごと引っ張っていってしまう場面の曲(ジャックが(ジャックがロープに足を引っ張られる手前の場面まで)。
2:36~3:05・・・銀行を引っ張り続ける場面の曲(カリーナが望遠鏡を修正する直後の場面から、ギブスらが銀行ごと面舵いっぱいにカーブを曲がる手前の場面まで)。
3:05~・・・銀行が橋に直撃して砕ける場面の曲(ジャックが国旗にぶら下がって銀行に飛び移る場面から、ジャックが金庫の上に着地する場面まで)。

ここでは「ジャックのテーマ」「彼こそが海賊」を主軸とした曲が大きく流れます。ここまで盛大に流してくれると気持ちが良いです(笑)。
さらに、今回はちょっと異なるフレーズが所々に挟まりながら流れています。2:51~3:05で流れるフレーズ等です。
このフレーズを加えたのが何故なのかはイマイチよく分かりませんが、ジャックの立ち位置も過去の作品からは異なっていることから、その新しい構成や舞台を表す為に作ったのかもしれません。



4、You Speak of the Trident (ポセイドンの槍の噂) Geoff Zanelli
カリーナとヘンリーがポセイドンの槍について話す場面の曲。

今回メインとして流れるのが、「カリーナのテーマ」です。
今回も主要キャラのほとんどに主要テーマがあり、しかも後半でしっかりそれらが活かされているのも非常にパイレーツっぽいですね。このテーマもテンポが変えられて後半にも出てきます。

また、この場面ではポセイドンの槍の話をする時は「ポセイドンの槍のテーマ」、ガリレオの日記を見せる時は「ガリレオの日記のテーマ」をしっかり流したりと、丁寧さが見られて好印象です。非常にジマーっぽいです。



5、The Devil's Triangle (魔の三角海域) Geoff Zanelli
~2:04・・・ジャックがコンパスを手放し、サラザールが魔の三角海域から解放される場面の曲。
2:04~・・・バルボッサの配下にある船がサラザールの<サイレントメアリー号>に襲われる場面の曲。

「サラザールのテーマ」がメインとして流れる曲です。
ヴィランとしては過去キャラに劣るキャラではあるものの、やはりテーマは匹敵する程カッコいいですね。



6、Shansa (シャンサ) Geoff Zanelli
~2:32・・・バルボッサが魔女のシャンサの元を訪れる場面の曲。
2:32~・・・イギリス海軍のスカーフィールドがシャンサにジャックらが向かった針路を訪ねる場面から、<ダイイング・ガル号>の上でカリーナがポセイドンの日記を眺める場面までの曲。

0:21~0:26で流れるモチーフが「シャンサのテーマ」なのでしょうか。シャンサの登場場面自体が少ないですが、スカーフィールドに呼び出された時もこのモチーフが流れています。

また、1:52~2:08では、4から流れた「イギリス海軍のテーマ」が流れています。
これは元々別バージョンの「ベケットのテーマ」になる予定でしたが2や3では使用されず、「生命の泉」でバルボッサがイギリス海軍を鼓舞する時などに初めて使用されました。今回はそれをバルボッサ、もしくはバルボッサ艦隊のテーマとして使用したのでしょう。なかなか細かいですね・・・。



7、Kill the Filthy Pirate, I'll Wait (海賊から殺して) Geoff Zanelli
~1:08・・・ジャックとカリーナが処刑台に連れて行かれる場面の曲(ジャックが処刑台に上がる直前の場面まで)。
1:08~・・・ヘンリーやギブスらがジャックとカリーナを助けに来る場面の曲(ヘンリーが飛び降りる場面から、ジャックがスカーフィールドを殴る場面まで)。

今回注目すべき箇所は、ヘンリーが闘う場面で「ワールド・エンド」から使われ始めた「ウィルとエリザベスのテーマ」が流れる部分です。
この使われ方は熱かったですね・・・。ヘンリーがウィルとエリザベスの息子であり、しっかりと2人の遺伝子を受け継いでいることがこういった形で表現されたことに感動しました。
また、「呪われた海賊たち」でウィル(一応エリザベスも)がジャックを助けたことと重なる場面で流してくれたのも思うものがあります。
ちなみにこのテーマは後半にはヘンリーが映る場面でもほとんど流れなくなりますが、これはヘンリーが単にウィルの息子というだけでなく、一人前の男として成長したことを表しているのだと思います。(ヘンリーの活躍場面が少ないという理由もあるかもしれませんが・・・)

また、この曲ではギブスやマーティらが闘う一場面で、「ワールド・エンド」のメインテーマ的存在でもあった「海賊のテーマ」が流れます。
このテーマまで流してくれるとは思っていなくて驚きました。個人的にかなり「ワールド・エンド」の曲が全般的に大好きなので、(しっかりと意味のある形で)使ってくれるのは非常に嬉しいです。このテーマ、次の曲での使われ方も感動ものなので、詳しくはそちらで述べます。



8、The Dying Gull (ダイイング・ガル号) Geoff Zanelli
ジャックらが<ダイイング・ガル号>で海に出る場面の曲。

ここでは、前曲でも流れていた「海賊のテーマ」が大々的に流れます。
ここでこのテーマを使うチョイスが素晴らしいですね・・・。「海賊」というものを思い出させてくれる場面であり、「海に出てこそ"海賊"だ」というようなメッセージが込められているような気がします。
また、今作では終始活躍の場面が無いジャックですが、ここでのジャックの姿は輝いて見え、(懸賞金1ドルですが、)海賊長の一人であることを思い出させてくれます。



9、El Matador del Mar (エル・マタドール・デル・マール) Geoff Zanelli
サラザールがジャックとの因縁をバルボッサに語る回想場面の曲(一部異なる部分あり)。


ジャックが乗組員から貢ぎ物を貰う場面の曲等が本編と若干異なっていますが、この一連の場面を丸々入れてくれるという太っ腹です。
パイレーツもジマーのサントラの特徴に漏れずサントラが異常に短い傾向にあったので、今回は入れてほしい曲がほとんど入っていたのが大変嬉しいです。


ここでは「サラザールのテーマ」と「ジャックのテーマ」、「彼こそが海賊」が中心として流れています。特に5:18~6:08では、魔の三角海域手前で船を急旋回させたジャックをサラザールが見つめる場面ですが、テンポを崩さずにテーマからテーマへ移っていく編曲のさせ方が見事です。


また、ここで流れる「ジャックのテーマ」は正直シリーズで一番カッコいいのではないでしょうか?ジャック・スパロウのオリジンを描く上で、このような壮大なアレンジがされ、今まで多くの人が耳にしてきたテーマで更に盛り上がれるように工夫されています。




10、Kill the Sparrow (スズメを殺せ) Geoff Zanelli
サラザールがジャックを発見し、サメの死体を放つ場面の曲(ギブスがイギリス海軍の船を見つける場面まで)(一部異なる部分あり)。


パイレーツシリーズとしては今まで聴かなかったサウンドです。正直「生命の泉」で前3作程音楽に力が入っていなく、音楽も面白味が若干欠けていたので、こういった音として面白い曲も入れてくれるのは嬉しいですね。
(「生命の泉」もロドリーゴ・イ・ガブリエーラの起用によるギター多めの新しい雰囲気のスコアが多かったですが、ちょっと多すぎて若干やり過ぎな感じになってしまっていました。)


また、この曲のサントラに収録されているものは本編と異なり、サラザールが船から降りる場面以降に該当する場面で「海賊のテーマ」が流れています(3:15~3:28辺り)。なかなかカッコいいアレンジですが、本編では違う曲に差し替えられていました。たしかにテーマが使われる意味を考えると違和感があり、異なる曲に差し替えたのは英断だと思いました。わざわざ差し替えていることもあり、もしこれが編集の段階でテーマの違和感を感じて替えたのだとしたら、なかなか凄いですね・・・。しっかりと音楽にもこだわって監修が入っていることになります。




11、She Needs the Sea (船は海が必要) Geoff Zanelli
ボトルに入れられていた<ブラックパール号>が元の大きさに戻る場面の曲。


このブログを書きながら初めて気づいたのですが、なんとバルボッサが黒ひげの剣でボトルを突き刺す場面で、「黒ひげのテーマ」が流れています(0:28~0:38辺り)。これは驚きますね・・・。まさかここまでしっかりと使ってくるとは・・・。ジェフ・ザネリ、ジマー成分を十分すぎる程受け継いでいます。


また、<ブラックパール>が復活する場面で久々に1~3作目でのジャック初登場時の曲が流れます。これがパールと共に流れる場面は実際「ワールド・エンド」だけなのですが、何だか感動しますね・・・。久々の登場を果たす際には最も相応しい曲であったかもしれません。




12、The Brightest Star in the North (北の空で一番明るい星) Geoff Zanelli
~1:23・・・カリーナが自分の娘であるとバルボッサが気づく場面の曲。
1:23~・・・カリーナらがルビーをはめ、ポセイドンの槍の元まで辿り着く場面の曲(ヘンリーの体に乗り移ったサラザールがジャックに襲いかかる直前の場面まで)。


海が裂ける場面での「ガリレオの日記のテーマ」や、アレンジされた「カリーナのテーマ」が非常に美しいです。今回の映画は絵と音楽の美しさが極まってますね。




13、I've Come With the Butcher's Bill (ツケを払ってもらう) Geoff Zanelli
<サイレントメアリー号>が<ブラックパール号>を襲撃してくる場面の曲(イギリス海軍の船が<ブラックパール>に並ぶ場面から、サラザールがヘンリーを連れ去る場面まで)。


戦闘シーン一連の場面が全て収録されています。サラザールとジャックの対決では「サラザールのテーマ」をしっかり流したりと、場面転換を音楽でも感じ取れるようになっていますね。




14、The Power of the Sea (海の力) Geoff Zanelli
深海でジャックとサラザールが対決する場面の曲(ヘンリーに乗り移ったサラザールがジャックに襲いかかる場面から、ヘンリーがポセイドンの槍を破壊する場面まで)。


0:11辺りのカリーナがポセイドンの槍を見る場面で、しっかりと「ポセイドンの槍のテーマ」のフレーズが一部だけ流れています。こういうような、音楽と編集のタイミングが絶妙にマッチされたものは映画を観ている上で楽しいですね。このシリーズや、「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズ等では特にこの特徴が目立っているので、音楽も自然と好きになっていってしまいます。




15、Treasure (俺の宝) Geoff Zanelli
バルボッサがジャックらを救出に駆け付ける場面の曲(サラザールらの呪いが解ける場面から、ジャックらがブラックパールに戻って来る場面まで)。


バルボッサがカリーナに「俺の宝だ」と告げ、死ぬ場面では、「ワールド・エンド」でベケットが死ぬ場面と同じ曲が流れます。正直「生命の泉」で黒ひげが人魚を<アン女王の復讐号>で焼き殺す場面でも使っており、あまり安易に使わないでほしいと思ってしまったのもあり、最初は微妙に感じてしまいました。

しかし、この曲が意味するものには共通点があることに気づきました(4は少し強引かもしれませんが・・・)。
「ワールド・エンド」でベケットはこの曲が流れる時に「全ては利益のため」という言葉を発し、死んでいきます。「生命の泉」では黒ひげが死を回避する為に手段を選ばず人魚らを焼き殺します。そして今作ではバルボッサが娘を守る為に命を張ってサラザールを止めにいきます
つまり、全員「何かの為にすべきことをする(した)」という共通点を持っています。

このように考えると、このテーマが単に「死」を表すだけでないものと見えてきて、何度も使用されていることにも納得がいくような気がします。
この考察は完全に推測ですが、間違っているにしろ、4の時よりは良い場面で使ってくれたので良かったです。



16、My Name Is Barbossa (わたしはバルボッサ) Geoff Zanelli
呪いの解けたウィルがヘンリーやエリザベスと再会する場面の曲(ジャックらが<ブラックパール>に戻って来た直後から、ジャックが猿のジャックに驚く直前の場面まで)。

ウィルとエリザベスが再会する場面で、「ウィルとエリザベスのテーマ」が流れます。
冒頭でウィルとヘンリーが別れる時は「ワールド・エンド」と同じく砂浜で別れる切ない曲が流れますが、この場面で遂に最後の切ない部分が無くなり、3で流れた勝利のセレブレーションと同じ曲に切り替わるというのは非常に良いですね・・・。音楽で泣けてきます。

ちなみに、この曲では、カリーナが「私はバルボッサ」という場面で1と2で使用されていた「ウィルとエリザベスのテーマ」が流れます。
これは、3で新たなテーマが出来てしまった為に若干忘れられてしまったテーマに思われていましたが、ここで使用されたことにより、新たな意味を持つテーマとして再定義されたように思います。
それは、「相手を受け入れる」というテーマです。
このテーマが「呪われた海賊たち」内で最も大きく流れるのが、エリザベスがウィルを海賊として”認め”、キスする場面です。また、テーマが変わってしまった「ワールド・エンド」でも、ウィルとエリザベスの場面ではなく、エリザベスがジャックを「やっぱりいい人」と”認める”場面でこのテーマが流れています。そして今回はカリーナが父(バルボッサ)は立派な人間であったと"認め"、自分が父と同じ姓を名乗ることを決意します(ちなみに、今作ではジャックが乗組員らから見捨てられる時など、自分を見失ったり、もがいている時にもこのテーマが流れています)。
こうしてみると、今回このテーマが使われたことにより、「ワールド・エンド」で突如このテーマが流れたことに対する疑問が解消された気がします。
このテーマの意味合いの方向性が3の頃から決まっており、ジェフ・ザネリがこれを引き継いだとしたらなかなか熱いですね・・・。

<ブラックパール>に戻ってきたジャックに対し、「ジャックのテーマ」が高らかに鳴り響くのも美しいです。曲としてはこのままクレジットに入っても良いとさえ思ってしまいます。



17、Beyond My Beloved Horizon (水平線のはるか彼方へ) Geoff Zanelli
エンド・クレジット序盤の曲(一部異なる部分あり)。

本編であると、1:40辺りに「カリーナのテーマ」がもっとはっきり流れています。
また、クレジットに入る直前の曲が収録されていなかったので、出来れば手前から入れてほしかったですね・・・。

後半は「彼こそが海賊」から「ガリレオの日記のテーマ」に変わっていきます。このようなクレジットでの自然なテーマの切り替えは、「ワールド・エンド」以来です。「ワールド・エンド」のテーマの切り替えが最高だっただけに、またこういったものを聴きたいと思っていたのですが、どストライクなものをやってくれて非常に嬉しかったです。

一方、クレジットの入り方はシリーズでも異例のものとなりました。普段であれば必ず「タンタラッタラッタタタタ・・・」というメロディから徐々に盛り上げていってから入っていっていたのですが、今回はいきなりクレジットに入りました。そこまで違和感は無いですが、どうせなら同じ感じに入ってくれても良かった気がします。

また、今回の「彼こそが海賊」は、、0:15辺りから特徴的な「ターンターンターンターーン・・・・」というメロディが鳴り始めます。このメロディを最もよく聴くことが出来たのは、過去に新たな組曲やリミックスを収録した「トレジャーズ・コレクション」というパイレーツのサントラ等に収録されていた「He's A Pirate (Chris Joss Ship Ahoy Tribal Mix)」というリミックス曲です。
この曲の2:41辺りから、これと全く同じメロディを聴くことが出来ます。
私は音楽経験が全く無いので分かりませんでしたが、おそらくこれは「彼こそが海賊」の裏メロディ的なものだったのでしょう。今回初めて目立って流れたことで、初めて気づくことが出来ました。

※ちなみにこの「トレジャーズ・コレクション」はiTunes等でも購入できるので、まだ聴いたことが無い方は是非。組曲の「Marry Me」「Lord Cutler Beckett」「Hoist The Colours Suite」等が特に最高です。


全曲のレビューは以上です。リミックス版が付いているものもあるらしいですが、「生命の泉」でサントラの半分以上がリミックスという地獄みたいな経験をしてリミックスに対してネガティブイメージが芽生えてしまったので、今回は買いませんでした・・・(笑)。



<音楽について>
散々言っていますが、今までのパイレーツシリーズの雰囲気とテーマを受け継ぎ、新たにアップデートさせたジェフ・ザネリの活躍が本当に素晴らしいです。今回新たなメインのテーマとなった「サラザールのテーマ」「ポセイドンの槍のテーマ」「ガリレオの日記のテーマ」は強烈なインパクトを残していきました。
「ウィルとエリザベスのテーマ」や「海賊のテーマ」、「イギリス海軍のテーマ」、更には「黒ひげのテーマ」と、過去のテーマを使うべき箇所にしっかりと使ってくれたのも非常に嬉しいです。
パイレーツシリーズの続編が作られるかどうかは微妙なところですが、音楽面でのバトンタッチは大成功ですね。続編が作られる場合には、是非ともジェフ・ザネリにやってもらいたいです。



<サントラについて>
ジマーのサントラ特有の構成により、パイレーツシリーズも普段は非常にスコアが短いどこか物足りないサントラとなっていましたが、今回は一曲の時間も長くほとんど本編通りに収録されており、非常に満足度の高いサントラとなっていました。特に後半はほとんど全てのシーンの曲が入っており、非常に素晴らしいです。
一方、欲を言えば、
・ジャックが泥まみれになる場面の異様な程スローな「ジャックのテーマ」
・エンド・クレジットに入る直前の<ブラックパール>が映る場面の曲
等は入れてほしかったですね・・・。特にクレジットはやはり入りからフルで入れてほしかったです。
しかしやはり素晴らしい1枚であることに変わりはありません。このクオリティのものを世に出してくれたことに心から感謝したいです。



「Pirates of the Caribbean: Dead Men Tell No Tales」soundtrackストーリー曲順
1、Dead Men Tell No Tales
One Day (「Pirates Of The Caribbean: At World's End」より) (1:35~)
2、Salazar
3、No Woman Has Ever Handled My Herschel
4、You Speak of the Trident
5、The Devil's Triangle
6、Shansa (~2:32)
7、Kill the Filthy Pirate, I'll Wait
8、The Dying Gull
6、Shansa (2:32~)
9、El Matador del Mar
10、Kill the Sparrow
11、She Needs the Sea
12、The Brightest Star in the North (~1:23)
13、I've Come With the Butcher's Bill
12、The Brightest Star in the North (1:23~)
14、The Power of the Sea
15、Treasure
16、My Name Is Barbossa
17、Beyond My Beloved Horizon
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ジョイス

Author:ジョイス
スターウォーズ、アメコミ、ピクサー作品などのサントラを紹介していきます!
日本でより多くの方にサントラの面白さが伝われば嬉しいです!

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